排水
【お風呂のお湯の処理方法】
田舎の方にいくと、未だにお風呂のお湯などを溝に流しているお家を時々見かけます。
各家庭でこうした雑排水を行っていると、池や川に大量の生活用水が流れ込んで、環境汚染につながります。
多くの場合でどの家庭が雑排水を流しているか分かりにくかったり、通報しようにも近所の目が気になって行動できない現状があるようです。
こうしたことから雑排水については、住んでいる人のマナーが大きく関係してきます。
現在下水道が整備されていない地域においては、浄化槽の設置が義務付けられています。

【浄化槽の役目】
浄化槽は、下水をはじめ雑排水などを適正に処理してくれる機械になります。
適正に使わないとその能力は発揮しないことから「浄化槽法」によって、設置やメンテナンスについて規定されています。法律が施行されたのは、昭和60年で意外と最近の法律になります。
法律である以上ルールを守らなかった場合は、罰則があります。

【浄化槽法の罰則内容】
適正な保守点検を行わなかった場合は、懲役6カ月以下もしくは100万円以下の罰金、浄化槽の設置届を行わなかった場合3か月以下の懲役もしくは50万円以下の罰金などその他、多くの規定が設けられています。
この法律は、基本的には使用者本人に課せられてきますので、何か浄化槽に関する工事や撤去などを行った時は、適正な届け出が行われているかどうか気にしておく必要があります。
家を新築もしくは建て替える時に、現在の浄化槽を使用しようか下水に切り替えようか悩む方もいらっしゃいます。確かに新たに下水道管に切り替えると工事の費用が発生してきます。
しかし、長い目で見れば、下水道の方がお得になるパターンの方が多いようです。
例えば7人槽の浄化槽を設置している場合は、年間の維持費が約8万円かかります。それに対して、下水道の場合は年間維持費が約35,000円になります。
このように現在は下水道の方が経済的で、行政が管理も行うので安心できます。下水道への切り替え費用のご相談は、指定設備業以外にもリフォーム店でも受け付けていますよ。

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